大聖堂
ケルンの大聖堂を見たとき,とにかくその大きさ,高さに驚きました.それもそのはずで,Wikipediaによりますと,ゴシック建築としては世界最大(高さ157m)で,1884年にアメリカでワシントン記念塔(高さ169m)ができるまでは世界一の高さだったそうです.
あの高い塔にはエレベーターがあって,それで上まで上がり,階段で下りてきた記憶があります.
とにかくこの大聖堂が世界で一番高いゴシックの教会だとわかったので,その他に高い大聖堂は何かと思い調べてみました.すぐに思いついたのはイタリアのミラノにある大聖堂です.
でも,この建物は巨大ではありますが高さは108.5mで,他にも高い建物がありました.私が調べた限りではフランスのストラスブールという街にあるノートルダム大聖堂が高さ142mで,2番目のようでした.でも残念ながら,この建物は見たことがありません.
オーストリアの首都・ウィーンにあるシュテファン大聖堂が高さ137mで3番目のようです.
ガウディが設計したスペイン・バルセロナにあるサグラダ・ファミリアは未完ですが,完成している部分の高さは92mだそうです.ただ,中央の塔が完成すると,その高さは178mとなるそうですから,ケルン大聖堂を越えることになりそうです.何年先になるかわかりませんが・・・.
最近,高校での履修もれがニュースになっていますが,私の母校でも履修もれがあったようです.ニュースを見て,現在は世界史が必須科目になっているのを知りましたが,実は私は高校で世界史を習っていません.とはいっても履修もれではなくて,私は理数科だったので理科や数学の授業は多かったのですがその他の国語や社会の科目は少なく,日本史は学びましたが世界史はカリキュラムにありませんでした.ただ,高校を卒業してからやはり世界史は学んでおくべきだと何度も思いました.とくに建築の世界では,歴史と様式といったことにたびたび触れるので世界史の基礎知識がないことでずいぶんとまどいました.自分で本を買ってきて世界史を学びなおそうとまで思った記憶があります.アジアやヨーロッパを旅しながら,ガイドブックで断片的にその国の歴史を知ることにはなりましたが,いかんせん大きな全体像がわかりませんでした.世界史を学んでいたら,もう少し旅も違ったものになっていただろうと思います.受験という目先のことばかりに対応する学校教育というのはやはり間違っているのだと思います.浅く広くバランス良く,一般的な知識を若いときに学ぶのは大切なことのように思います.
建設中の現場で,足場にのったり,はしごに登ったりすることがありますがどんなに高くても3階くらいつまり高さにして10mくらいです.もともと山登りなどをしていたので,高いところは平気です.ヨーロッパの大聖堂はたいがい上に登れて,眼下の街を一望できるようになっています.東京に行ったときなども高いビルに行ってはるか下を眺めるととても気持ちいいのですが,やはりヒューマンなスケールは3階建てくらいかなとも思います.