アルハンブラ宮殿
スペイン南部アンダルシアのグラナダという街にあるのがアルハンブラ宮殿です.ロドリーゴ作曲のギター曲「アルハンブラ宮殿の思い出」でも有名です.
13-14世紀に建てられたイスラム建築で,中庭(パティオ)のなかに水が取り入れられている涼しげな建築です.イスラム建築の特徴である,幾何学的な模様による装飾はここでも一緒です.ヨーロッパの中ではトルコより西はキリスト教圏ですが,イベリア半島の南部にくるとふたたびイスラム建築が現れます.
かつてアフリカ大陸からゴーア人と呼ばれるイスラム教の人々がイベリア半島南部に進出していてこのような建物を建てたわけですが,その後キリスト教徒によって奪回され(レコンキスタ)スペインはカソリックの国となっています.正直に言って私はそうした世界史に疎いので,自信がないまま書いていますが・・・.とにかく,このあたりは古くはローマ帝国の遺跡もあったりしていろいろな文化が混じり合ってきた場所なのだということはわかります.
フラメンコをみても,さまざまな文化が入り交じった複雑さを感じます.遠く離れた国ですが,魅力的なところです.