東京聖十字教会
上京したついでに以前から気になっていた東京聖十字教会を見学してきました.東京は梅雨の季節.道産子の私には湿度をともなう暑さがかなり堪えましたが,見に行ってやっぱりよかったと思いました.
巨匠アントニン・レーモンドの設計です.世田谷区の住宅街の中にひっそり建っています.私の住む周辺は酪農地帯で,牧草などを保管しておくいわゆる「D型ハウス」という鉄骨の巨大なプレファブ建築をよく見かけますが,外観はそれと同じような感じです.
上京したついでに以前から気になっていた東京聖十字教会を見学してきました.東京は梅雨の季節.道産子の私には湿度をともなう暑さがかなり堪えましたが,見に行ってやっぱりよかったと思いました.
巨匠アントニン・レーモンドの設計です.世田谷区の住宅街の中にひっそり建っています.私の住む周辺は酪農地帯で,牧草などを保管しておくいわゆる「D型ハウス」という鉄骨の巨大なプレファブ建築をよく見かけますが,外観はそれと同じような感じです.
月曜塾の観楓会二日目,やや二日酔いと寝不足気味のオヤジ達でしたが,そろって朝食をいただきログホテル・ラーチを出発しました.まずは近くの金山ダムへ向かいました.様々な土木建造物の中でもダムほどその巨大さに驚かされるものはありません.このダムの特徴は中が空洞になっている中空重力式ダムと呼ばれる構造にあるそうです.
ログホテル・ラーチのあるかなやま湖はこの金山ダムが出来たことによる人造湖で,空知川のこのダムの水は富良野,芦別などを経て石狩川に合流します.ずいぶん遠くまで流れていくものです.
道東は紅葉が美しくなりました.今日は台風の影響か風が強いのでかなり葉も落ちました.
先日,月曜塾の観楓会(かんぷうかい)に行ってきました.観楓会とは北海道独自の行事で,秋に紅葉を見に行く小旅行です.北海道では春の桜はあまり多くなく,気候も寒いことからお花見はあまり行われません.その代わりに秋に紅葉を見に行く観風会があります.近場の温泉などにいって宴会をしてくるというのが一般的なスタイルです.とはいえ,月曜塾は建築設計者の集まりなので,ただ単に宴会をしに行ったわけではなく色々な建物の見学も兼ねての小旅行でした.10月13日の朝に釧路を出発し,一路美瑛町まで行き昼食はJAびえいの美瑛選果内にあるアスペルジュというお店でおいしいフレンチを食べました.それから富良野まで戻りふらの演劇工房を見学,富良野市内で夜の宴会の買い出しをしたあと,宿泊先のログホテル ラーチに行きました.
軽井沢には早くから外国人宣教師が入ったこともあり数々の教会があります.「聖パウロカトリック教会(旧聖ポール教会)」はアントニン・レーモンドの設計です.札幌にある「聖ミカエル教会」と比べると丸太で構成されたトラス構造など共通点が多くありますが,ひとまわり小さいかわいらしい教会です.元来ヨーロッパの出身であるレーモンドが設計したキリスト教会でありながら,どことなく日本的な自然観がただよう空間になっています.
4月の末,たまっていたマイレージを使って,連休前のまだ静かな軽井沢に行って来ました.こぶしの白い花が満開で,桜も咲き始めていました.
軽井沢に行こうと思った理由のひとつが画像の「軽井沢山荘」をぜひ見たいと思っていたからです.吉村順三設計のあまりにも有名な名作です.今までに何度も図面は見ていますし,いろいろな本で写真も見ていました.長年恋いこがれていたあこがれの人に会いに行くようなものです.ただし,個人の住宅なので敷地の外からそっとうかがうだけでしたが,それで充分でした.私にとってはその建物がどんな場所にあるのかそれを体験できればそれでいいと思いました.
年末にヨーロッパを建築行脚してきたMさんが,先の月曜塾例会で撮ってきた写真を見せてくれました.その中にあったひとつがル・コルビュジエ設計の「サヴォア邸」でした.写真を見ながら,かつて大学に入って間もない頃,この住宅(正確には別荘)のスライド写真を見せられて「近代建築の5原則」について教わったことを思い出しました.おそらく建築を学ぶほとんどの学生が同じような体験をしていると思います.
「近代建築の5原則」とは「ピロティー」,「屋上庭園」,「自由な平面」,「横長の窓」,「自由なファサード」です.一般の方には何が何だかよくわからないと思いますが,要はそれまでのヨーロッパにおけるレンガや石を積み上げた伝統的な組積造の建築ではできなかったことで,産業革命以後の技術革新における鉄骨造や鉄筋コンクリート造によって建築的に可能になったことを5つあげたということだと思います.
画像はル・コルビュジエが都市計画をしたインドの都市・チャンディガールです.
ケルンの大聖堂を見たとき,とにかくその大きさ,高さに驚きました.それもそのはずで,Wikipediaによりますと,ゴシック建築としては世界最大(高さ157m)で,1884年にアメリカでワシントン記念塔(高さ169m)ができるまでは世界一の高さだったそうです.
あの高い塔にはエレベーターがあって,それで上まで上がり,階段で下りてきた記憶があります.
インドは宗教と生活がとても密接につながっている国です.ほとんどの人がヒンドゥー教もしくはイスラム教ですが,ほかにもいくつかの宗教があります.画像はインド西部のグジャラート州・アーブ山にあるジャイナ教の寺院のドームを見上げたところです.
ジャイナ教は仏教とほぼ同じ頃,つまり紀元前5世紀ころが起源で,特徴のひとつとしてアヒンサー(不殺生)という教義があります.仏教にも同様の教えがありますが,このような生き物を殺してはいけないという考えはインドには今も根強く,多くの人が野菜しか食べない菜食主義(ベジタリアン)です.インドで売っている蚊取り線香はそのようなわけか,あまり効果がありません.
スペイン南部アンダルシアのグラナダという街にあるのがアルハンブラ宮殿です.ロドリーゴ作曲のギター曲「アルハンブラ宮殿の思い出」でも有名です.
13-14世紀に建てられたイスラム建築で,中庭(パティオ)のなかに水が取り入れられている涼しげな建築です.イスラム建築の特徴である,幾何学的な模様による装飾はここでも一緒です.ヨーロッパの中ではトルコより西はキリスト教圏ですが,イベリア半島の南部にくるとふたたびイスラム建築が現れます.
久々に東京に行きました.今回は時間が限られていて,考えた末に秋葉原にある照明とインテリアのヤマギワ リビナ館と丸の内にあるコンラン・ショップに行って来ました.
秋葉原の駅をでると,噂に聞くメイドスタイルの女の子達がチラシを配っていて,ちょっと異様な雰囲気でしたが・・・.
若い頃,アジア・ヨーロッパを旅していたときは貧乏旅行でしたから,とにかく安い宿を泊まり歩いていました.というよりも旅費の中で宿泊費のしめる割合はとても大きかったので,いかに安くていい宿を見つけるかということはバックパッカーにとってとても重要なことでした.シンガポールという都市国家はバックパッカー泣かせであのあたりではダントツに物価が高く,安宿も少なくてあまりのんびりできない街でした.結局私が泊まったのは大部屋にベッドがたくさん並ぶいわゆるドミトリーというタイプの宿でしたが,それでも宿泊代はかなり高かった覚えがあります.部屋は男も女も一緒で,ヨーロッパの女の子が突然胸をはだけて着替えたりすると目のやりどころに困ってドギマギしたことを覚えています.
泊まることはできなくても,とりあえずラウンジでお茶くらい飲んでこようと行ったのがかの有名なラッフルズ・ホテルです.私としては一番きれいな服を着ていったつもりですが,やはり場違いな思いをした記憶があります.
北海道立釧路芸術館で「大地への想い 水越武写真展」が開かれています.私は16日の日曜日,ご本人が作品について説明してくれる「アーティスト・トーク」にあわせて行って来ました.
水越さんは現在弟子屈町在住ですが,世界中の大自然を撮り続けている写真家です.今回はその代表作200点あまりを一堂に紹介する展覧会で11月15日まで開かれています.(月曜休館)
ベルギーやオランダはヨーロッパの中では比較的小さな国ですが,とても美しい魅力的なところです.周りをイギリス・フランス・ドイツなどの大国に囲まれていて,とても国際色が豊かな感じがします.おみやげやさんに行っても店主のおじさんが平気で5ヶ国語くらい話します.島国の日本人には信じられないことです.
画像はベルギーの小都市・アントワープです.
今日はやや尾籠な話で恐縮ですが,中国のトイレについてです.ツアーで大きな西洋式ホテルに泊まり続けるなら問題は無いのでしょうが,貧乏旅行で中国の一般の人たちが泊まるような旅社に泊まるとなると直面するのが,画像のような中国式トイレです.
ここはまだ撮影に耐えられる状況だったので撮りましたが,もっともっとひどいところがたくさんありました.人々は前向きでつまりお尻を奥に向けて用を足します.わきあいあい,隣の人とおしゃべりをしている人たちもいます.
ネパールはアジアを旅するバックパッカーにとってオアシスのような休憩地です.陸続きのインドもとても魅力的な国ですが,インドを長く旅してネパールに行くと自分がいかにインドで緊張していたのかがわかります.それほどネパールは心の休まる国です.
そのネパールの首都がカトマンドゥです.
今年の夏はプールで痛ましい事故があり,ずいぶん整備が強化されたようです.
画像は高知県の梼原町というところにある「雲の上のプール」です.平成10年に北海道木質構造開発協議会の活動で,全国の木造建築を視察に行った際,見に行きました.小屋組が張弦梁を採用した木造でできています.一般に屋内プールというと鉄骨造の寒々としたイメージですが,このプールは建物全体で地場産の杉が使われていて,とても温かい雰囲気でした.
イスタンブールは東洋と西洋の混じり合うとても魅力的な街です.
代表的な建築のひとつにアヤ・ソフィアがあります.
元々はビザンティン様式のキリスト教の大聖堂ですが,15世紀のオスマントルコの征服によりイスラム教のモスクに転用されました.
沢木耕太郎は「マラッカの夕陽は大きい・・・」ということを何かの本で知って,マラッカに夕陽を見に行ったと「深夜特急」にあったように思います.そして,私はその「深夜特急」を読んでマラッカに行きました.
実際に体験したマラッカの夕陽は大きいというよりも,自分を取り巻く空気全体が色づくような感じでした.忘れられない体験です.
今日は広島に原爆が落とされて61年目の広島原爆忌です.
私は学生時代に広島を旅して広島平和公園と原爆資料館に行ったことがありますが,その時の印象は今でも強烈に残っています.
画像は広島平和公園を設計した丹下健三による「東京カテドラル」です.
おそらく世界でもっとも近代的なデザインのモスクがこの「シャー・ファイサル・モスク」でしょう.鋭くとがった4本のミナレットはロケットのようだし.まるで月面基地みたいです.
パキスタンの首都,イスラマバードにあります.名前の通り,サウジアラビアの国王シャー・ファイサルからの寄付により建てられました.
ナムチェ・バザール(標高3440m)は世界の最高峰エベレスト山の裾野・クーンブ地方の交易の中心地です.この街では毎週土曜日に画像のようなバザールが開かれます.周辺の人々はこのバザールを目指して自分の村でとれたものを背負い,街に集まってきます.その賑わいは大変なものです.
ヒマラヤの山々をめぐるトレッキングをしている間は,その素晴らしい景色と人々の人なつこい笑顔にふれ毎日が楽しくて夢のようでした.そして初めての場所なのになぜかなつかしい思いがしていました.
今日も私の大好きな街を取り上げます.オーストリアの首都ウィーンです.この街は見所がありすぎて困ってしまうのですが・・・.
ウィーンといえば音楽の都,これはウィーン国立オペラ劇場です.残念ながら私が行ったときウィーンオペラは日本に公演に行っていました.ですからフォルクスオパーのほうで,ヨハン・シュトラウスの「ウィーン気質」というオペレッタを観てきました.ことばは当然わかりませんが,とても楽しかったです.日本ではクラシック音楽はなんだかとても高尚なもののように思われているところがありますが,ウィーンでは誰もが楽しむ大衆芸能なのだいうことを実感しました.
スコットランドのウィスキー蒸留所では猫もちゃんと「検疫部長」という役職をもっているそうです.というのもウィスキーの原料である麦芽をネズミから守る役割をしているからです.
タイル続き(とはいえ,ちょっと乖離がありますが・・・)で今日はイスラム建築のモザイクタイルです.イランのイスファハンは私が訪れたなかでももっとも美しい街のひとつです.特にイスラム教の礼拝所であるモスクの青磁のタイルは,砂漠の中のオアシス都市という状況にあいまって息をのむような美しさです.
世界遺産にも指定されているタージ・マハールは間違いなく世界でもっとも美しい建物のひとつです.
インドの西部,アーグラーという街にあります.ムガール帝国の皇帝が愛するお后の死を悲しみ,その棺をおさめるために建てた霊廟(お墓)です.何ともすごいお墓を建てたものです.
サッカーワールドカップドイツ大会2006もいよいよ決勝戦です.そんなわけでふたたびヨーロッパのサッカースタジアムの写真をアップしました.スペイン・セビリアのサンチェス・ピスファン・スタジアムです.
映画「ダ・ヴィンチ・コード」が話題になっていますが,その原作者ダン・ブラウンの「天使と悪魔」という本もとてもおもしろいです.新しいローマ教皇を選出するコンクラーヴェを機にヴァチカンとローマ市内を舞台に物語は繰り広げられます.去年この本を読み始めた時,実際にローマ教皇の交代があり,とても興味深く思いました.
舞台のひとつに登場するのが写真のパンテオンです.
サッカーワールドカップ・ドイツ大会もベスト8が出そろい一段落付きました.深夜のテレビ観戦でお疲れの方も多いと思います.もう20年近く前になりますが,ドイツのミュンヘンでブンデスリーガの試合を観たことがあります.会場はミュンヘン・オリンピック・スタジアムでした.
旭川シリーズの第3回目・最終回です.二日目は北海道東海大学旭川キャンパスに行って来ました.
旭川の北海道立北方建築総合研究所(通称:北総研)に行って来ました.