ラッフルズ・ホテル
若い頃,アジア・ヨーロッパを旅していたときは貧乏旅行でしたから,とにかく安い宿を泊まり歩いていました.というよりも旅費の中で宿泊費のしめる割合はとても大きかったので,いかに安くていい宿を見つけるかということはバックパッカーにとってとても重要なことでした.シンガポールという都市国家はバックパッカー泣かせであのあたりではダントツに物価が高く,安宿も少なくてあまりのんびりできない街でした.結局私が泊まったのは大部屋にベッドがたくさん並ぶいわゆるドミトリーというタイプの宿でしたが,それでも宿泊代はかなり高かった覚えがあります.部屋は男も女も一緒で,ヨーロッパの女の子が突然胸をはだけて着替えたりすると目のやりどころに困ってドギマギしたことを覚えています.
泊まることはできなくても,とりあえずラウンジでお茶くらい飲んでこようと行ったのがかの有名なラッフルズ・ホテルです.私としては一番きれいな服を着ていったつもりですが,やはり場違いな思いをした記憶があります.
最近はさすがに安いだけでなく,事前に調べてインテリアなどが気になるホテルにできるだけ泊まるようにしています.といってもそう機会は多くないのですが・・・.
世界中のリゾートホテルについての写真集三好和義著「HOTEL楽園」にもラッフルズ・ホテルが紹介されています.この本を見ていると,バリのアマンリゾートなど,一度行ってみたいと思います.
もう一冊ホテルに関する本でおもしろかったのが稲葉なおと著「まだ見ぬホテルへ」です.こちらも世界中のホテルでの体験が美しい写真と共に紹介されています.